初期のUbuntu(例えば、8.04LTS 〜 10.10らへんまで)はクラシックなGNOMEデスクトップ環境だったため、ウィンドウ遷移、アプリ起動が簡単だった。しかし、12.04LTSぐらいからUnityが導入されてからウィンドウ遷移するときのAlt + Tabでアプリごとでカテゴリ化されていたため、同じアプリ内の遷移はとてもイライラした。
自分はUnityになってからいろんなデスクトップ環境を試してきたが、なかなかUnityから離れることができなかった(イライラするのに) 。
なぜなら、キーボードのショートカット(キーバインド)がいじれたから。Unityのシステム設定のキーボードのところで、Cap LocksをControlにスワップすることがGUIからできた。僕が知っている限りではUbuntuをコアにして他のデスクトップ環境では、GUIから操作ができるものがなかった。これが原因。
じゃ、なぜ自分好みのキーバインドを設定できるデスクトップ環境が必要かというと、Cap Locksの存在価値とEmacsなどのControlキーの使用頻度がある。WindowsでもMacでもControlは実はすごく使えるキーの一つだとわかる人は知っていると思う。Control + ?でいろんな操作ができる。
- Control + C: コピー
- Control + V: ペースト
- Control + X: カット
- Control + P: 印刷
- Control + W: タブを閉じる
- Control + A: すべてを選択
- Control + D: ブックマーク登録
- Control + x Control f: ファイルを探す(作成)Emacs
- などなど
Ubuntuの他のデスクトップ環境ではUnityのようにカテゴリ化のウィンドウ遷移ではなかったので、基本どれでも良かった。でもまぁ、軽いのがいいかと思って、Xubuntuを入れた。
キーバインドに関しては、Googleで調べていたら「xmodmap」というコマンドから変更することができるということなので、コマンド
xmodmap -pke > ~/.xmodmap
を実行、その隠しファイルにCap Locksのキーコード66をControl_Lにして、最終行に
clear Lock
add Control = Control_L
を打ち込んだ。これでは、毎回デフォルトに戻ってしまうため、/etc/profile.d/内にxmodmap_config.shというシェルスクリプトに
#!/bin/sh
xmodmap ~/.xmodmap
を記入。再起動すると、Controlが見事にCap Locksでも使えるようになっている。これで、Unity特有のイライラはなくなったと思える。だが、新しい環境になったため、他のイライラはまだ残るであろう。。。つづく